シンクロ率100%

全国的にリア充アピールの宴が充満していたらしき昨日、
相変わらず結婚とはご縁がないので、上京していた親父と
『ウエストサイド物語〜フル・オーケストラ・シネマティック・コンサート』に行きやした。

料金は高かったすよ!w
ただ我が親父は中学の時にこの映画を観て、最初は「なんじゃこりゃ~」と
思ったらしいんすが(岩手の50年前の中学生がミュージカル映画見たらそうなるかも)、
ドハマりして、以後は生涯のフェイバリットムービーになっちょるんです。

で、俺は春ごろかなぁ、このイベントの開催を知ったんすが、
「あぁ、こいつは親父に見せたい。ていうか俺も見たい。クソ高ェけど」と思ったんですよね。

デジタル・リマスターした『ウエストサイド物語』から、オケ部分を完全に抜き(歌や声は残してある)、
それを、作曲者・バーンスタインの最後の弟子、佐渡裕が振る東京フィルで、
「完璧に合わせてみせるぜコノヤロウ!」というもんでありましてね。

 
で、実際に見聞しましてねぇ、そりゃおったまげましたよ!!

間違わないんですよw 「ピョ~」とか音外さないのww 
ていうのはプロだから当然スけど、たまに「生演奏」ってことを忘れて、
映画だけに集中してた部分もあったぐらいで、
100%歌に演奏が合うんだよね。なんでなんすかね!

佐渡氏の譜面台の後ろに、何か色のついた光の線と、
パッとつく丸印がつくモニターがあるんすけど、
(多分それがシンクロのサイン)合図的なものはそんだけで、
オケからはその印や映画の画面は絶対見えないんすよ。
つまり、佐渡氏の指揮だけであれは完全に合わせてんだ。
指揮者って、そして職人オケってのとんでもねぇですな。

 
で、ですねぇ。たまに映画の方だけに集中しちゃったってのは、
俺ももう『ウェストサイド物語』は、何回観たかわかんないし、
セリフも曲も流れも大体わかってんすけど、
実は「映画」として、あれはいちいち完璧なんですな。
でなきゃ、アカデミー賞10冠という記録は無理っすよね。

「あれは舞台を映画にしただけ」という論も、あるにはあります。
けど「映画演出やカメラワークで、舞台版を完全に越えた」作品ってのは
実はミュージカル映画でもそうそうはないんすよ。
俺、ブロードウェー版も観ましたけど、明らかに映画の方が面白いもん。

著作権の話になると必ず出てくる「ロミオとジュリエットの引き写しはありやなしや」論も、
制作から51年もたってりゃねw 言うだけ野暮ですしね。

ていうかあれが半世紀前の映画であることの方が、余程ビビるんですよ。
……ムチャクチャですよ。セットワーク、細部に隠されたディティール。
そしてやっぱバーンスタインの音楽ね。これ、完璧じゃないかなぁ。
スター・ウォーズコンサートの時も泣いたスが、また泣いた。
いやぁ、すげぇ映画音楽って、本当にいいもんですね(水野晴郎調)

 
まぁ、いきなり歌い踊る「ミュージカル」という形式は、
そりゃ人によってはタモリじゃないですが「ありゃねぇわ」なんでしょうが、
米倉涼子のシカゴはともかくwwこの作品ぐらい曲もダンスも完璧だと、
違和感よりも先に、「とんでもねぇ」ということが先に立つんですね。

エンタメとしてもう何も言うことはないっすね。
しかもそれが51年前の映画なんだから。
それをバーンスタインの弟子が振ってフルオケで。
大変贅沢な話やね。

最後のあの、ソール・バスのおったまげる(何度見てもシャレオツすぎる)
スタッフタイトルの劇伴まで生音で堪能し、
スタンディングオベーションでござりまするよ。

 
脳汁ダダ漏れでした。
すごいものを見た。

ただし「トゥナイト」のところで、昔、劇団☆新感線がパロった
「♪あ~なた~の金玉が~ゆれ~る~♪」を思い出して吹きそうになったのはナイショです。
新感線!あの頃の下品さを思いだせよ!!ww

 

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