『地上最大の手塚治虫展』

@世田谷文学館
資料館博物館展示会マニアは、今日も行く!!

友人とその友人(マギラワシイ書き方)が行くというので、
えいや! とご相伴に預かる。
こういうのは思い立ったが吉日なのだ。ボケボケしてると終わるのだ。
 

世田谷文学館は、2年前の長谷川町子展が超大当たりだったので、
期待感はあった。ご多分に漏れず、今回もナイス!

なお「地上最大」というのは、展示物の規模のことではない。

物量的にこれを凌駕する手塚展は、過去何回かあったし、
まぁ、宝塚市の記念館を超えてしまったら、あちらの立つ瀬がなくなる。

ここでの「地上最大」とは、アトムの白眉『地上最大のロボット』へのオマージュ+
手塚の取り組んだテーマがあんまりにも広範囲だったので「地上最大した、と、
ま、そういうことだ。
 

切り口は独自。『アドルフに告ぐ』と、いわゆる『絶筆三作』、
そして「スターシステム」にほぼ焦点を当ててる。

この割り切り方はものすごく良かった。
手塚の守備範囲なんか広すぎて、どこから切っていいかわからないもんね。
 

多分「スターシステム」の分析にこんなに力点をおいた手塚展は、今まで無かったはず。
これはぶっちゃけ、面白い。サファイヤがブラック・ジャックの中で
どんな役を演じているか、を知るだけでも楽しい。

マニアックな切り口ではあるんだけど、多分、漫画家でこれをやったのは、
皮肉にもパイオニアたる手塚だけなので(他にもいるんだろうけど、
ここまで徹してやりきった人はいないだろう)非常に興味深かった。
 

逆に言うと、もう手塚展は……
宝塚の記念館で「人生俯瞰」ができる以外は、残したものが多すぎて、
テーマを絞らないと成立しない、ということでもある。

思えば、今までも「ブッダ展(仏像とのコラボ)」「アニメ展」
「大人漫画(異色作)展」に「戦争展」、もちろん「アトム展」……
手塚に関してはテーマ展ばかり観てきた気がする。

が、まぁそれでいいな、とも思える。

もし、ちょい前の「大水木しげる展」みたいに、手塚の「完全網羅展」が
あったとしたら、とてもじゃないけど、1日では観きれないのは
目に見えておるからだ。
 

オススメ。トーキョー近郊の方は行ってみてください。
ついでにアイバンラーメンでも食ってみるといいですよ。

 

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