スターわかっていらっしゃる。

再放送ではありますが、NHKの「ザ・スター」という番組の、
八代亜紀の回の再放送を見て、唸りました。

ひとりのスターのネタだけでCMなし2時間を引っ張る、荒技の番組ですが、
八代亜紀がすごいのは当然ながら、マニアックな重箱の隅つつきに
唖然としたんですね。ディレクターの勝利と言いますか。

これは、思い入れがないと不可能! クダラネーバラエティを作ってる輩に
爪の垢を煎じて飲ませたいでありますよ。NHKだからこそ、かなぁ・・・

例えば、八代亜紀がトラック野郎たちのアイコン、というかアイドルだというのは
みんな漠然と知ってはいるんですが、それが本当かどうか、よくわかんないワケですよ。

当然、取材に行きます。デコトラを大集合させ、トラッカーのインタビューを撮る。
観音様の顔が本人まんまな「八代観音」も紹介。

・・・のみならず、芸能人オンリーのスタジオゲストに、宮崎靖男
(トラック野郎の総大将みたいな人)他、3人の本物トラッカーをリアルに紛れ込ませ、
挙句の果てには「八代亜紀40周年号」をスタジオに突入させます(!)

ここまで徹底してやって、「八代亜紀はトラッカーのマドンナである」という
レジェンドが、見事完成しちゃうワケです。

他にも、師匠夫妻を呼んで泣かす。親友のキャシー中島・勝野洋夫妻を呼んで、
娘が亡くなって後、初の再会でまた泣かす。
声帯が凄いということまで無駄に大研究!

更に唐突に、地元で行きつけのラーメン店女将が登場し、熊本ラーメンが振舞われたり、
また、そこで歌ったことで父には柱時計を投げつけられたという、地元キャバレーでの
40周年凱旋公演にも当然密着。同級生たちも泣く泣く。しかもイイコメントを引っ張り出す!

あげくには、リアル五万節こと「斬られて死んだの、五万回」な、福本清三センセイが登場。
マーティー・フリードマンが強烈に八代リスペクトを述べたあと、ヘビメタアレンジで
バリバリに奏でる「雨の慕情」をバックに、かつての座長芝居で演じた立ち回りを再現。
ご存知「福本イナバウアー」でセンセイが強烈に斬死!!

と、そこでいきなり、「実はこの斬る音を生でアテてたのは夫で・・・」というカミングアウトと共に、
普段絶対登場しない、マネージャーの旦那が登場。
嫌がる旦那に、八代が無理矢理に殺陣の口音当てを再現させます。
「ブシャッ! ブシャー!!」
これはかなりスタジオが「暖まって」ないと無理だよなぁ!

非常にスンバラシイ番組でした。
ここまでやってナンボですよなぁ!! 
カネも手間もかけてこそ「いい番組」は生まれるもんであります。

 

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