先輩たちと、ライヴ「アニメジャパンフェス」に行ってきやした。
とはいっても、埼玉スーパーアリーナで水樹奈々にサイリウム振るだの、
そーゆーようなもんではなく。
ああいう「アニソン」は、小生に言わせれば邪道です。
歌手になりたかった人が、声優という職を介して人気を得て、
オリジナル曲を歌ってキャー! なんてのは、本末転倒も甚だしいのであります。
本日、会場のライヴハウスで展開されたのは、「まんが歌謡」と
「まんがロック」のみ。これが、正しいテレビまんが主題歌のあり方。
それは「歌手」が歌うべきものなのです。
「<出演>水木一郎・串田アキラ・山本正之・大槻ケンヂ・福山芳樹・遠藤正明
<特別出演>ささきいさお」
……どうかしてますよ、この座組。
おっさんホイホイなんてもんではないっすね。
しかもトップの水木アニキが歌った一曲目が『ゲームセンターあらし』
のっけから狂い気味。
オーケンも相変わらずのイイ感じ(筋少は俺の原点の一つですからね)。
ささきいさおは、軽いステップで芸歴50年・和製プレスリーの貫禄見せつつも、
なぜかザ・ウルトラマンなんかやるし、
串田アキラは当然、文句なしのシャウト。
ザブングルのEDなんかはキレキレで泣けますわ。
http://www.youtube.com/watch?v=hIDcv43M90g&feature=player_embedded
渋い選曲が多かったなぁ。
でも、全部歌える。
そう、それこそが「まんが歌謡」の面目躍如なのであります。
キャッチーじゃない曲なんてダメダメ。
けど、オーケンも45とかで、他の人らは還暦すぎとかでしょ。
なんでああいう声が出るのか。
職業ボーカリストってすげぇな、と文句なしに思うと共に、
このメンツは明らかに自分のスター達でしたから、
並んだ絵面とかは失禁モノでしたよ。
一番とんでもないのは、山本正之大先生。
こういうフェスにはまず出てこない人なのに、出てきた。
アコギ一本で場の空気を緊張させるオーラ。さぁ、聞け! と。
曲はヤッターキングだったりするのに。
たまんねぇ。
かなりグっと来ましたね。
レジェンド達は、ちゃんと見ておかないとダメだわ。
新しいもの追うだけが人生じゃねぇわ。絶対。
噺家だって60過ぎ位が芸歴のピークだもんね。
そもそも、この人達は声が全く変わってないワケですよ。
昔、ブラウン管テレビでさんざっぱら聞いた人らの生声が目の前数メートルで!
カンドーしましたな。
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