プロストにセナが突っ込んだでござる

( ゚∀゚)o彡゚ アイルトン!アイルトン!
 

世間的には話題になってないのに、なんか観たくてしょうがなくなる
映画ってあるじゃないですか。……ないですかそうですか。
僕には、あるなぁ。

それが「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」でした。

もうDVDレンタルも始まってると思いますけどね、ウチのテレビは小さくてヘボいんでね、
二番館……カッコつければ名画座へ行きまして。

こういう作品は、画面や音がデカいのがキモですから。
 

80年代末から90年代頭。
今では信じられないですが、世にF1ブームがありました。
ボクもバカな中高生ですから、ガッツリ観てました。
 

マクラーレンホンダにロータスホンダ、
ウィリアムズホンダにベネトンフォード、
フェラーリ、レイトンハウス……バブリーだなぁ。

ピケ、ナニーニ、アレジにマンセル、亜久里に中嶋、
モレノにブーツェン、パトレーゼ、
カペリ、モデナ、アルボレート、グージェルミン、
桜井監督にフランク・ウィリアムズ。

いまだにドライバーや関係者名がスラスラ出てくるのが恐ろしい。
そりゃ学校の成績も落ちるワケです。

鈴木亜久里リタイア後の、毎度タメ口なヒドいイイワケ
(「う~ん、またギアボックスがイカレちゃってね~」と
ピットレポーターの河合ちゃんやマッチのインタビューに答える)を、
モノマネして遊んでましたから。

バカです。ザッツ厨房ですね!
 

ちなみに、今のドライバーは、ほぼほぼ解りません。
シューマッハ復帰ってホントですか。知らなかったよ。

 
そんな、全国のボンクラが観てたF1。
牽引したのはなんつっても、セナとプロストという二大王者のえげつない戦いでした。
 
この映画は、そんな過去を、まざまざと思い起こさせましたね。
そして、F1が最高に面白い時代だった。
なんたって、ホンダが強かったのは誇りでしたよ。
 

セナがヒーロー、プロストがヒール。
天才的な攻撃ドライビングで勝ち星を重ねるブラジルの英雄・セナに対し
同じフランス人であるFIAの会長も巻き込んで、あの手この手の政治力で王座を守るプロスト。

「なんて嫌な野郎なんだ!」と思ってましたからね、プロストを。

やはり正統派ヒーローと悪の天才がいて、ライバル関係で物語は盛り上がりますよね。
そういう意味では、後のシューマッハ一強時代なんて、ホンマに面白くなかったんですよ。
 

89年鈴鹿。プロストがセナにぶつけて、プロストの年間王座確定。
そして、あの翌90年鈴鹿ですよ! タナボタで亜久里が表彰台に登ったレース!

いまだに僕はこの中継ビデオが捨てられないんですが、
最初のコーナーで今度はセナがプロストにぶつけて、はい終了。
なんと1年越しの復讐完了……
セナの年間王座が確定し、またしてもこの2人が一触即発に。

古舘アナの実況「プロストにセナが突っ込んだァ~~!! まるで悪夢だァ~~!!」は、
観戦してた皆の代弁だったんです。「……スタート直後第一コーナーで、かよ!!」

が、それぐらい、叩きあい潰し合いの二強時代でした。
 

映画で観るドキュメンタリーは、時に不思議なタイムスリップ感覚をもたらしますが、
あの時代の「F1バカ」に引きずり戻してくれた、そんな映画でしたナ。

そして、94年、セナはイモラサーキットの露と消えたのであります。
享年34歳でした。

で、このシークエンス、なんとこの映画では、
まさかの「フジテレビ中継映像のインサート」でした。
泣きまくる今宮純、こらえて上を見る三宅アナ……。あぁ、そうだったなぁ、と。

猛烈にショックを覚えながら、高校に行った朝でありました。
そして、あれで僕のF1観戦連続も、終わったのでした。

 
ドキュメンタリーはタイムマシンであります!
あの頃、セナプロ対決に燃えたボンクラ諸兄、ご同輩には
ぜひ観ていただきたい作品でありますよ。

セナの国葬で、うなだれて棺を担いだプロストの映像を、ものすごく久しぶりに観ました。

そして……映画の最後には、プロストがなんと今は
「セナ財団の管財人を務めている」という字幕が出たのであります……
 

「ライバル関係」というものの持つ深さにも、強く思いを馳せたのでした。

 

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