『ベテラン』&『クリード』

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某氏から熱烈な口コミ推薦を受けていた、韓国刑事映画『ベテラン』を観てきました。

……まぁ、結論から言うと、期待のハードルを上げすぎて「普通」でした(^_^;) けど、アラフォー世代以上男なら、このノリは絶対嫌いになれないはずです。
 

というのは、今、日本の刑事ドラマというのは、過度にアップデートされすぎたんですよね。『相棒』でも何でも。

グループ魂『本田博太郎』の歌詞じゃないですが、「犯人なのか犯人じゃないのか。犯人に見えて犯人じゃないのか。そう思わせといて、やっぱり犯人なのか」みたいなお話ばっかりになってる。仮に最初から犯人が解ってても、突撃で潰しに行くみたいなことはしないじゃないですか。サイコパスみたいな犯人ばっかだし。

対して本作は、古くさいほど古くさいです。写真の「平松伸二先生に依頼したポスター」が最高なワケですが、巨悪はもう最初からオープンで、巨大財閥のポン中キチガイ御曹司と、その側近。たまたまそいつと知り合った熱血刑事が犯罪臭を感じ取り、困難を乗り越えて最短距離で潰しにかかる、単純エンタメです。つまり、まさに「ド外道がぁ~!」をアゲに行くだけの話ですね。
 

……それはそれはもう、水戸黄門的な安心感で。「古さ」を超えての韓国でのヒットは、おそらく、かの国では「悪役として描くのもタブー」である「財閥の御曹司」を刑事がぶっ潰すという掟破りに、庶民がスッとしたんでしょうけれど。

まぁ、かつての日本の刑事ものに出てくる悪徳政治家とかが、そのイメージに近いのかな……と思った時、あぁ、自分は『あぶない刑事』好きだったワケよなぁ、と、妙に納得した次第であります。
 

ちなみに、アクションは前半がジャッキー・チェンオマージュの「そこらにある物をうまく使い~の」アクション。中盤以降、悪玉が格闘技オタクと描写されてからは格闘戦になります、そこは二度おいしいですね。銃は使いません。で、主人公側にいる太めな女刑事の蹴りの重さには、妙な説得力があります。……本邦ドラマの女刑事キックでは、ああはならないでしょうね(^_^;)

 

さて、映画かわって、ひっそりとロッキーの続編『クリード』も観ておりました。これまた駆け込みで。

……結論から言うと、確かにウルっと来ましたが、SW・ep7の方が泣けました(^_^;) けど、その原因は明らかに、年末にあのボクシング・八重樫東戦を「現地生観戦」しちゃって、実際の拳闘のすさまじさと家族のストーリーにマジ泣きしたからでして、つまるところ、本物を見たあとにフィクションを見ても、そりゃね……という話なのでした。

これは、某友人がよく言う「映像でシルク・ド・ソレイユ語られても困るんです」理論や、僕の「球場に行かずに野球が解るかよ」理論と同じでしょう。まぁ、タイミングが悪かっただけです。

ただ、ボクシングシーンの撮影はかなり良かったので、そこは評価したいであります。登場する有名リングアナは本人、WBCの緑のチャンピオンベルトも、本物です。このリアリティは、(≧∇≦)b
 

……で、本当にあの映画はぶっちゃけ『ロッキー7』であり、「血縁」「家族」の話なので、そういう意味でもSWとダブります。7作目だし、昔と同じ役者出てるし、後継者の話だし、で。

しかるに、タイトルを『ロッキー7』とかにしちゃうと、「セガール映画かよ! バカじゃねーの?」みたいに言われると困るから(あと、前作で『ファイナル』としちゃってるし)『クリード』にしたんじゃないかなー? と思いますね。
 
や、ボクシング生観戦者でも素直にリアリティは評価できました。こちらもオススメしておきましょう。

 

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