『最強のふたり』が最強

小生は伊達に長年に渡り何百本も娯楽映画を追っかけちゃいないのでw、「カンが働く」ことがある。

気になっていたフランス映画、『最強のふたり』。なかなか行けなくて終わったかと思いきや、小屋を変えてレイトのロングランになっていたので今宵突撃。
 

……当たった。これはとてつもなくいい映画だ。あまりの面白さに「『最高のふたり』ヤベェ! スゲーイイよ!!」と、いつも映画感想を送るダチに堂々誤字メール。ツッコミ食らって気がつく始末。

実はこの映画、予告編だと誤解させる作りなのだが、お涙頂戴話でもないし、ドラマチックでもない。激しい伏線もどんでん返しもない。「全身麻痺の白人大富豪を、貧民街出の黒人青年が介護することになった」というギャップ型コメディなのだ。つまるところ「感動させたれ!と計算されて書かれた話」ではない。泣かせようというシーン、大事件を起こしてハラハラさせようというシーンは皆無。

なのに、しみじみ「イイ話」と思える。地味かと思いきや、テンポの良さに目が離せなくなり、ラストには心が洗われておる。もし、作劇術にある種のセオリーとか泣かせる術、というのがあるのなら、この映画はそれをぶっ壊しているし、更に上を行っているのだ。つまるところ、「もう一枚上手の演出と脚本」なのである。

もし「どーせ泣かせましょってな映画でしょ」と思って、敬遠してる向きがあったら、もったいない。これは素直に「面白い」映画だ。
 

今年は(まだ終わってないが)つくづく映画が豊作な年だった。しみじみベスト10を考えるのも楽しそう。誰からも依頼されてませんが(^^ゞ 知り合いだけでやってみたい気もするな。

 

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